2019/04/25 01:14
1978年、当時東ドイツのベルリンで、第三回世界水泳選手権が開催されていました。
縁のある人以外にとってはまさに、あっそうですか、で終わりそうな情報。
世界水泳って単語も久々に見たという方のほうが多数派なのではないでしょうか。
なんでしょうね、やっぱオリンピック以外の単独競技の世界大会って、かなりの人気がないと見たり聞いたりしないものですね。
サッカーなんてピンでもうオリンピック並みの盛り上がりなので、やはり別格ということを認めざるを得ません。
つい先日私の住む町でも、確かフェンシングの世界大会が行われていたようですが、世界大会っていってもほんとに関係ない人には関係ないんですよね。感情的には無風状態、無料でも見に行かないかもしれません、ルール知らないし。
フェンシングって西洋の剣道みたいなもん、って言ってだいたい間違ってないとおもいますけど、すこぶるかわいい選手とかいたとしてもお面で見えない。これがやっぱ一般の人気を得られない原因の一つにはなっているはずです。
さて、水泳ですが、私とて特に水泳にどっぷりってわけではなく、たまに暇があるときはプールで泳ぐ程度。
また、隣のレーンで中年、初老の方々が水中ウォーキングなんてしてるのを見て、俺もまだまだいける、と浅ましい優越感を獲得するための場所でもあります。

このTシャツはもうどこで見つけたか覚えていないのですが、熊がなんか可愛いからというだけの理由で買ってしまいました。確か投売りされていたと記憶しています。
78年ということで、40年以上前の品物ということになります。
状態を見るとデッドストックとかいう感じでもないんですがそこまで傷んでもいないんで、そこそこの保存状態にはあったと言えましょう。

パッと見の印象としては、レトロ。これに尽きます。40年ともなると、生まれたての赤ちゃんも加齢臭を帯びるようになるくらいの年月。時代から来るデザインの味ってのはいいもんです。
しかしながら、このカラーリングとフォルム。水泳業界のだいだらぼっちであるarena がどこまでデザインに関与していたのかは全くもって不明ですが、もうちょっと本腰を入れてデザインできなかったのか、と思わずにはいられない出来映えであります。
熊の手のロボっぽさ。右足の足首から下ってどうなってんの。タオルは違う色のほうがいいのでは。
まあ、東ドイツは社会主義陣営に属していたので、あんまり金がなくてTシャツのデザインなんてテキトーだったのかもしれません。
私はこの社会主義な感じのデザイン、大好物なのではありますが。
もうこの雰囲気は絶対現代では出せませんので貴重品です。
プリントだけしても、生地、タグとか全体の雰囲気はやはり再現性は非常に低いです。
ちなみに熊ってのは、開催地ベルリンのシンボルで実際に見ることも出来ます。
あんな危険な動物をこんなデフォルメして、なおかつクビからタオルもかけてしまう。さすがゲルマン人です。
あとけっこうどうでもいいとこですが、タグがいい感じなのです。

ドイツ語なんでサイズ表示の上のところは何なのか不明ですが、タグの小ささ、斜めさ、サイズ表示のわからなさ(Lはいいとして4/5のところ不明)あたりが個人的にはツボです。
生地がけっこうテロテロなんでアイロンしなかったのですが、する場合は自己責任でよろしくお願いします。
詳しい情報はこちら商品ページでご確認ください。